ファミリーキャリアとは? 子育て夫婦に必要な未来の話をしてみよう

子どもが産まれて、キャリア迷子になっているという方はいらっしゃいませんか?

夫婦でファミリーキャリアについて考え、話し合うと、答えが見つけられますよ!

私、そして我が家はキャリア迷子でした。しかしながら、ファミリーキャリアを夫婦で考えたことで、これからのキャリアの見通しが立ちました!その結果、夫婦ともに転職することに。

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自分のキャリアを考えるにあたり、「どんな会社があるのかなー」と情報収集をしておくのは大事なこと。どんな企業があるかわからないと、自分の望むキャリアも想像がしにくいです。そのためには、転職サイト・転職エージェント利用が必須。まずはサクッと会員登録だけでもしておきましょう!
この記事では
・子どもが産まれてキャリアを考え直したい
・ファミリーキャリアについて考える方法が知りたい
という方について書いています!

ファミリーキャリアとは

ハーバードビジネスレビュー(以下HBR)では、家族5つのキャリアモデルを紹介しています。

●シングル・キャリア

従来からある典型的なモデルだ。夫婦の1人が、すべてを決定づけるキャリアを持っていて、配偶者と子どもはそのキャリアに従う。

●リード・キャリア

シングル・キャリアから派生したモデルだ。一方のキャリアが明らかに支配的で、夫婦の生活の場所や、転居先を決定づける。パートナーは、パートタイムや融通のきくフリーランス、あるいは教職やオンライン作業などのキャリアを持っている。

●交替型キャリア

多くの夫婦は、2人にとっての「平等な機会交替」を選択する。それぞれが次の昇進や地理的な移動に対する優先権を持ち、パートナーは役割の調整に合意する。

●並行型キャリア

それぞれが似たような、非常に有力なキャリアを持つ夫婦で、「パワー・カップル」と呼ばれることもある。

●補完型キャリア

夫婦のキャリアにおける多様性は、あらゆるチームの多様性と同様に、恩恵をもたらしうる。仕事の性質、キャリアフェーズ、繁忙期、時間帯などが異なる夫婦は、往々にして生活をうまく回しやすい。

ファミリーキャリアは、このように家族の長期的なキャリアを考えることを言います。

自分のキャリアを考えることはあっても、家族全体のキャリアを考える、という機会は意外と少ないのではないでしょうか。

ファミリーキャリアをたてるメリット

夫婦の対話のきっかけになる

ファミリーキャリアを考えることで、夫婦で仲良く暮らしていくために必要な「対話」のきっかけづくりになりますよ。

結婚する時に子どもは欲しいか、くらいは話す機会はあるかと思うのですが、どんなキャリアを歩んでいきたいのか、まで突っ込んで会話している夫婦はそこまで多くないはず。

結婚する時は式やら結納やら引っ越しやら新婚旅行やらで目の前のやることがいっぱいありますしね。

ファミリーキャリアについて夫婦で話してみることで、初めてお互いのキャリアに対する考えが分かる、ということもあるでしょう。

ファミリーキャリアを考えることは、どんな家庭を築きたいかという話につながってきます。

お互いを補い合うことができる

ファミリーキャリアを考えることで、お互いの不足している部分を補い合うことができます。

個々がキャリア・収入源・家事や育児を担うことも大切ですが、せっかく家族なのですから、家族全体で一番良い形を見つけられるといいですよね。

ここでいう不足している部分というのは、例えば収入とか、家事育児の手とか、雇用の安定とか、ですね。

お互いの良いところ、得意なことを生かして家族運営できると素敵ですよね。

長期的な目線でキャリアを考えられる

ファミリーキャリアをたてることで、長期的な目線でキャリアを考えることもできます。

現在の夫婦の働き方を見つめることで、それでは今後はどうしていこうか、という話をしやすいからです。

子育て真っ最中だと、新たにキャリアの経験を積んでいくのは難しいケースもありますよね。

ファミリーキャリアを考えることで、ここまで子育てしたら今度は私はこういう働き方がしたい、と、長期的に考えることができます。

ファミリーキャリアをたてる前に必要なこと

自分はどうしたいのかなんとなく考えておく

ファミリーキャリアを考えることで、自分のキャリアも見つめ直すきっかけになるのですが、なんとなくでも自分はどうしたいかをあらかじめ考えておくのも大事。

あまりにノープランだと話をすすめにくいからです。

そもそも自分は仕事がしたいのかどうか、仕事をしたいのならどれくらい頑張りたいのか、それはいつなのか、ざっくり考えておきましょう。

自分のキャリアの方向性だけでも考えておくと、その後のすりあわせに役立ちます。

必要な世帯年収を把握しておく

キャリアを考えるにあたって切っても切り離せないのがお金の話。

そもそも自分は子育てを中心としたい!と思っていても、お金が足りないから働くしかない、ということもありえますよね。

自分達の家庭では世帯年収ペースでいくらあればよいのか、一度計算してみることをおすすめします。

これだけあれば大丈夫そうだ、という目安がわかると安心しますし、やみくもに収入の多い、きつい仕事に転職する必要もなくなるかもしれません。

必要な世帯年収を計算すると言うのは大変な作業ではありますが、一度ぜひやってみてください。

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ファミリーキャリアを考える方法

ファミリーキャリアを考えるためには、「どんな家族が理想か」をすり合わせる必要があります。

家族として目指す姿の軸が決まると、おのずとどのキャリアを選択していくのが自分たちにとってベストなのか、が見えてきます。

HBRでは企業と同じようにビジョンを立てた例が取り上げられています。

そのビジョンをもとに、5つのキャリアモデルのどれを家族として目標としていくのかを決めていきます。

ファミリーキャリア 我が家の体験談

ファミリーキャリアという概念を知ってから、早速夫と作戦会議をすることに。

ファミリーキャリアという概念は、ワーママはるさんのライフシフト習慣術にも具体例が載っていました。

こちらを参考に我が家は家族のミッション・ビジョン・バリュー(以下MVV)を考えました。

家族でファミレスに出向き(0歳の息子は寝てました笑)、3時間ほど話し合い。

まずはミッション・ビジョン・バリューの言葉の定義を行いました。

我が家で決めた定義は以下の通り。

ミッション:目的(私たちが家族である理由)
ビジョン:目標(目指すべき家族の目標)
バリュー:約束(目標を叶えるための約束)

※意味は他にもいろいろあるのですが、我が家の場合はこの言葉で統一しました。

定義が決まったら、どんな家族が理想か、家族でどんなことをしたいか、発散ベースで洗い出します。

とりとめもないことばかりですが、紙のノートにメモしていきました。

我が家で出てきたのは、たとえばこんなこと。
「ハワイ行きたい」
「キャンプしたい」
「子どものライフイベントに参加したい」
「健康に過ごしたい」
「旅館に行きたい」
「美味しいご飯食べたい」
「きれいな部屋で過ごしたい」

これらのメモを眺めて、ミッション、ビジョン、バリューを考えました。

最終的にパソコンでまとめ。

参考までに、我が家のMVVは以下の通り。

Mission
* 日々を楽しく
  * 迷ったら、家族で幸せになるために結婚したという原点に立ち返る
Vision
* 心身ともに健康に
  * 心の健康
        * 不安を減らし、熱中できる時間を増やそう
        * 自分がいま理想に向かっている実感
  * 体の健康
        * 家族でやりたいことができる
Value
* 頑張りすぎない
  * こうしなきゃいけないなんて無い。慣習にとらわれないやり方を見つけよ
  * 本質的な物事を、楽なやり方で。周りに流されず、自分達が良いと思うやり方で
  * 楽をする=手を抜くという意味ではない* 家族でサポートし合う
  * 夫婦の可処分時間を平等に
  * リードキャリアを経て補完型キャリアへのシフトを目指す
     * お互いのキャリアの見通しが立つまでは片方がサポートに回る
        * 安定した収入の目処が立つまではリードキャリア
        * それぞれに専門性が身につき、ある程度自分で仕事のやり方を選べるようになったら補完型キャリアにシフトする

このように、MVVを決めると、おのずとファミリーキャリアが見えてきます。

我が家の場合はリードキャリアから補完型キャリアへの移行を目指しています。

ファミリーキャリアを見直して、仕事を見直そう

ファミリーキャリアを見直すことは、仕事を見直すきっかけになります。

家族での理想が決まると、その理想に向かって働き方も考え直す必要があるからです。

我が家はファミリーキャリアを考えることで、自分のキャリアの見通しを立てることができるようになりました。

その結果、理想を叶えるためには私も夫も転職が必要だということが分かりました。

理想のキャリアは補完型キャリアなのに、夫の職場はシングルキャリアの環境でした。

長時間労働、子どもの行事に参加できないなど、妻が働かない前提で回っていることが多かったんです。

そのため、我が家ではまずリードキャリアを目指すことに決めました。

夫の仕事の比重を少し下げて、私がもう少し働けるようにする。

このために夫婦で転職活動を始めました。

MVVやファミリーキャリアを考える時間は楽しかったです。

ぜひみなさんもファミリーキャリアを考えて、理想の自分のキャリアを見つけてくださいね!

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